はじめまして、たなかです。
このブログに来てくださり、本当にありがとうございます。
私はこれまで、病院・在宅・地域医療で長く看護師として働いてきました。
多くの方の最期に寄り添わせていただく中で、「その人らしさ」を大切にしたいという思いが、年々強くなっていきました。
■ 大切だったおばあちゃんの死を通して感じたこと
今年の夏、私にとってとても大事なおばあちゃんが亡くなりました。
看護師として数多くの看取りに関わってきましたが、家族として向き合う「大切な人の最期」は、これまでとはまったく違うものでした。
家庭の事情もあり、おばあちゃんに会えたのは最期のほんの一度きり。
次に会えたときには、もう静かに旅立ったあとでした。
そのとき、胸の奥がぎゅっと締めつけられるような思いになりました。
「本当は、もっと会いたかったのかな」
「私にできること、もっとあったんじゃないかな」
そんな問いがずっと心に残りました。
そして気づきました。
看護師としての経験だけでは守れない“その人らしい最期”があることに。
■ おばあちゃんの死が教えてくれたこと
この体験を通して、私はこんな思いを持つようになりました。
- 人には、それぞれ「こうありたい」という最期の形がある
- けれど、その準備や話し合いはとても難しく、不安を抱えやすい
- だからこそ、そばで寄り添いながらサポートしてくれる存在が必要
この気づきが、今の活動の大きな原点になっています。
■ 私にできること
日本では「死」の話はどうしても避けられがちで、家族の間でも話題にしづらいことが多いです。
でも、本当はもっと穏やかに、もっとやさしく話していいものだと思うのです。
その人らしく生きて、その人らしく歩みを終えるために。
そのための小さなお手伝いができたら、という気持ちで活動しています。
私がお手伝いできることは、例えばこんなことです。
- ぼんやりした不安を言葉にしていくお手伝い
- エンディングノート・人生会議のサポート
- 家族が自然に話し合えるように、やさしく橋渡し
- 医療のむずかしい言葉を、かみ砕いてお伝えすること
■ 大切にしている想い
“死の準備”に正解はありません。
十人いれば十通りの答えがあっていいと思っています。
だから私は、こんなことを大切にしています。
- その方のペースを尊重すること
- 家族にも本人にも、やさしい終活であること
- 「これからを整える」という前向きな気持ちを大切にすること
誰かが「これでよかった」と少しでも安心できるように。
その思いを胸に、日々活動しています。
■ このブログで伝えていきたいこと
このブログでは、こんな内容をお届けしていきます。
- 終活をもっと軽やかに感じてもらうためのヒント
- 人生会議のはじめ方
- エンディングノートのやさしい書き方
- 家族に想いを伝えるコツ
- 安心してこれからを迎えるために知っておきたいこと
少しずつ内容を増やしていけたらと思っています。
■ 最後に
あなたが不安を一人で抱えなくていいように、
そっと寄り添える存在でいられたら嬉しいです。
一緒に、やさしく“これから”を整えていきましょう。
看護師 たなか